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実際に着てみて初めてわかる、「ウェディングドレスの中の汗」
式を終えたばかりの花嫁さまから、こんなお声をよくいただきます。
「見た目はきれいなのに、なんとなくにおいがする気がして…」
「汗をかいた自覚はなかったけど、脇や背中のあたりがうっすらシミになってるような」
ウェディングドレスにはたくさんの汗が染みこんでいます
ウェディングドレスには想像以上に汗が染みこんでいます。
たとえ空調の効いた会場でも、長時間の着用・緊張・照明などの影響で、ドレスの内側はじんわりと湿っていきます。
特に、脇・背中・腰回り・胸元・アンダースカートの中など、肌に直接触れる部分には汗が集中しやすく、脱いだときにはじめて「こんなに蒸れていたの?」と気づくこともあります。
放置すると「ツンとした汗臭」や「シミ」の原因に
着用後のドレスをそのまま保管してしまうと、汗に含まれる成分がゆっくりと酸化し、
・なんとなくツンとした汗臭
・黄ばみやくすみ
・生地の劣化や硬化
といったトラブルにつながります。
さらに、汗にはたんぱく質や脂質、ミネラル、アンモニアなどの複雑な成分が含まれており、一般的なクリーニングではそれらすべてを分解・除去するのが難しい場合もあります。
特に注意したいのが、ワキ汗に含まれるわきが成分(アポクリン腺由来の皮脂・たんぱく質)。
通常の洗剤では分解しきれず、乾いた後も微量のにおいが残ってしまうことがあるため、ウェディングドレスのクリーニングには専門性が求められます。
デアでは汗の分解に特化した洗浄方法を採用しています
デアドレスクリーニング工房では、ウェディングドレスに特有の「汗由来の汚れ・におい」に対応するため、特殊な酵素洗浄を導入しています。
この酵素は、たんぱく質や脂質を効率的に分解し、繊維の奥に残った成分までしっかりアプローチ。
さらに、素材や装飾に応じてドレスのパーツごとに洗い分けることで、繊細な生地やレースも傷めず、やさしく汗汚れを落とします。
洗いあがったドレスは、徹底的に検品されます
洗浄後のウェディングドレスは、職人の目と専用の高性能カメラで細部まで検品を行います。
脇の下や背中、裾の内側、レースの重なり部分など、見落としがちな箇所もすべてチェックし、汚れやにおいが残っていないことを丁寧に確認します。
汚れが完全に落ちていない場合は、再度その部分だけを洗浄・補修することもあり、最終的に「安心して保管できる状態」でお返しするのが、デアのこだわりです。
ドレスの中には、あなたの努力の汗が残っています
一生に一度の大切な一日を、精一杯過ごした証が「汗」
それは決して悪いものではありませんが、そのままにしておくにはあまりにも繊細すぎるのが、ウェディングドレスという存在です。
目に見えない汗の汚れこそ、放置すれば確実にトラブルになります。
ぜひ、デアドレスクリーニング工房にご相談ください。
汗もにおいも、きちんと分解・洗浄し、花嫁の記憶ごと美しく残すお手伝いをいたします。