ウェディングドレスのクリーニング。質の高いお店の見分け方

ウェディングドレスをクリーニングに出すタイミングは、大きくわけて着用前と着用後があります。
クリーニング店を探すときについ「格安」「激安」などのワードで検索したくなるものですが、あまり安すぎるお店はおすすめできません。

着用前のクリーニングはなぜ必要?


ウェディングドレスを着る前にクリーニングをご依頼下さる方は、

・フリマアプリなどでお譲りしてもらった
・姉妹、ご友人から借りた、お譲りしてもらった
・レンタル落ちなどを購入した

など、お譲り(リユース)であることが多いようです。
メルカリなどでは元のユーザーさんがクリーニングしない代わりに、格安で出品されていることもあります。

こういったお譲りのウェディングドレスは、なるべく早めにクリーニングされることをおすすめします。

 

汗がしみこんでいます

ウェディングドレスを着用する時間は1日の間のたった数時間です。ほとんど汚れていないように見えるでしょう。
しかし、キレイに見えるドレスでも確実に汚れています。
例えばワキの部分。夏場はもちろん、冬場でも会場内は暖房で温かくしてあり、ウェディングドレスで肩を出していても寒くないように空調が整っているので意外と汗をかくのです。デアでお預かりするドレスのワキが汗で変色していることも珍しくないくらいです。

また、汗は放っておくと酸化して臭いを発するようになり、黄ばみの原因にもなります。
汗臭くて黄ばんだウェディングドレス・・・考えただけでもげんなりしてしまいます。

 

ファンデーションの汚れがついています

ファンデーションがウェディングドレスについていることもよくあります。
汚れは部分的なものですが、軽くふき取るくらいでは落ちませんので、ご自分でキレイに落とすのはかなり難しいかと思います。
汚れたまま着用するわけにはいきませせんよね。

 

引きずる裾の汚れがついています

ロングトレーンだけでなくほとんどのウェディングドレスは裾を床につけた状態で着用しますよね。
チャペルでもレストランでも裾は床についていますし、ビーチでは砂がつきますし、ガーデンウェディングなら土ぼこりがついてしまいます。
着用済みウェディングドレスの裾はかなり汚れていて、ウェディングドレスの汚れとして最も多いものとなっています。

 

破損していることがあります

スカートの裾をヒールで踏みつけてしまったなど、ウェディングドレスが破損していることがあります。
しかし、お譲りいただいたドレスを細かくチェックするのはとても大変なことなので、元の持ち主さんも気が付かずないままお譲りしてしまうことがあります。
私たちのクリーニング前の検品で、初めて破損に気が付く花嫁さんもいらっしゃいます。

 

着用後のクリーニングはなぜ必要?

真空パック前にはクリーニングが必要

無事に役目を終えたウェディングドレス、この先の使い道は考えていますか?
決まっていない場合は、ほとんどの方が真空パックにしてとりあえずクローゼットに保管することになるかと思います。
この場合は、真空パックをする前に必ずクリーニングをすることになります。

 

汚れがシミ・臭いになります

真空パックをせずに保管する場合でもクリーニングは必須です。
洗っておかないと汗ジミ、ファンデーションの汚れ、飲食物の食べこぼし、飲みこぼしがシミになって定着してしまいます。

 

どうして安いお店はおすすめできないの?

クリーニング代が少しでも安いと助かる!というのがみんなの本音ですよね。しかし安いお店には安い理由があります。

検品が甘い

安いクリーニング店は限られた時間でたくさんのドレスをクリーニングしなければいけないため、1枚のウェディングドレスのメンテナンスにかけられる時間が限られています。
汚れのチェックが甘く気が付かないまま洗ってしまうと、落としたいシミが残ったまま返ってきてしまうこともあります。

 

水洗いができないことも

デアのようなウェディングドレス専門店ならしっかりと水洗いをして汚れを落とす技術があるのですが、ドライクリーニングのみで洗うところもあるようです。
ドライクリーニングは脂溶性の汚れはとてもよく落ちるのですが、水溶性の汚れは落とせません。汗は水溶性の汚れなので、汗ジミが気になってクリーニングに出したのにシミと臭いが残ったまま返ってきてしまった・・・なんてこともあるかもしれません。

ちなみに、ドライクリーニングは装飾に使われているボンドを溶かしてしまいます。
ウェディングドレスを預かるクリーニング店ならこんなミスはまずないかと思いますが、接着剤でスワロフスキーなどがついているドレスをドライクリーニングしてしまうと、接着剤が落ちて装飾が全部落ちてしまうのでご注意ください。

 

真空パックが甘い

通常の衣類のクリーニングならカバーをすぐに外した方が良いのですが、ウェディングドレスの真空パックは次にドレスを使うときまで開けることはありません。
格安のウェディングドレスクリーニング店だとこの真空パックが甘いことがあります。
空気が入ったままになっていたり、逆に空気を抜きすぎて取れないくらいのシワになってしまうことも。

真空パックはドレスが長期間美しい状態を保つために行う処理ですので、こだわりを持って丁寧な作業をしてくれるお店に依頼すべきでしょう。

 

ウェディングドレスクリーニング店の選び方

ウェディングドレスクリーニング店を選ぶときに必ずチェックしたいのが、「どのようなクリーニングをしているのか」というとこと。

洗い方がわかりやすいこと


どのような洗い方をするのかはわかって当然とも言えることなのですが、意外と詳細な洗い方をホームページに書いていないお店も多いんです。

ウェットクリーニング(水洗い)なのかドライクリーニングなのか、大切なウェディングドレスをどのように扱ってくれるのかきちんと解説しているお店は技術に自信があるお店と判断できます。

デアではかなり厳しく検品をして汚れや生地のダメージをチェックします。
洗い方はドレスに合わせてウェットクリーニングとドライクリーニングを使い分けます。
長く放置されてしまった汗ジミはドライクリーニングでは落ちませんし、水洗いでも臭いが残ることがありますので、特殊な酵素をふりかけて分解させて落とします。
必ず1点ずつ洗いますので他のドレスと一緒になることはありません。

各種ウェディングドレスクリーニング

カラー(カクテル)ドレス・パーティドレスのクリーニング

 

真空パックの技術が高いこと


ウェディングドレスの真空パックは、ご家庭用の布団真空パックのようにただ袋に入れて空気を抜くだけでは不完全です。空気があると真空パックの意味がないですし、かといって空気を抜きすぎるとクリーニングやアイロンでも取れないシワができてしまいます。
また、わずかに残った湿気がカビの原因になり、汚れが黄ばみの原因になることもあります。

デアの真空パックはハイクオリティ真空パック。
使用するパックは布団圧縮袋のようなプラスチックバッグではなく、強化ガラス繊維素材が使われているウェディングドレスの長期保管に最適なものを採用しています。
空気の侵入を防ぐだけでなく紫外線も防いでくれるので黄ばみの心配もありません。

計測しながらしっかりと空気を抜いたら、続いて窒素を注入して酸素を追い出します。
これでパックの中の酸素は99%なくなります。
最後に脱酸素剤を入れれば酸素は完全に除去されます。

パックの中は文字通り真空なのですが、窒素が入っているためペチャンコではなく少しフワっとした状態になっています。これにより、長期間保管してもシワを防ぐことができるのです。

ハイクオリティ真空パック

 

迷ったらデアにお任せください

デアはウェディングドレスクリーニング専門店ですので、これまでたくさんのブランドのウェディングドレスをクリーニングしてきました。実績が豊富というところもご安心いただけるポイントかと思います。

「どのクリーニング店にお願いしたら良いかわからない!」そんなときは、デアにお任せ下さいね。