ウェディングドレスのシミ抜き技術|裾の汚れと超音波シミ抜き工程

ウェディングドレスには、シルク・チュール・オーガンジー・レースなど、非常に繊細な素材が使われています。
これらのデリケート素材は摩擦や水流に弱く、一般衣類とは異なる染み抜き技術が求められます。
この記事では、デアドレスクリーニング工房が実際に行っているウェディングドレスのシミ抜き工程を写真とあわせてお伝えします。

 

ウェディングドレスの裾のシミ抜き技術

ウェディングドレスの裾は床に触れる機会が多く、さまざまな汚れが付着します。
デアドレスクリーニング工房にも、「いつ、何が原因で付いたシミなのか分からない状態」のシミがあるウェディングドレスをお預かりすることが多いです。
 
こちらは、ウェディングドレスの裾部分についてしまったシミ抜きの工程です。
黒丸で示しているのが、シミ抜きを行なっている箇所です。
表地を強くこすったりせず、力加減を調整しながら根気強くトントンと叩くようにして、汚れを下に敷いたタオルへ移していきます。
 
叩き作業を進めることで、シミが下のタオルに移り、ドレスは真っ白な状態に戻りました。

 

超音波シミ抜き機で生地を傷めないシミ抜き

超音波シミ抜き機を使用したウェディングドレスのシミ抜き工程をご紹介します。
こちらのドレスは、シミが長期間放置され変色が見られる状態でした。
このようなシミは手作業だけでは反応しにくいため、薬剤の使用とあわせて超音波シミ抜き機を使いながら慎重に工程を進めていきます。
 

薬剤をごく少量置きます

漂白剤をほんの少しだけしみがある箇所に置いています。
 

超音波シミ抜き機の微細な振動でシミを除去

超音波シミ抜き機を使用し、超音波の微細な振動を与えます。
超音波の振動は一般に1秒間に2万回以上と言われており、この振動によって繊維の奥に入り込んだ汚れが分解されます。
また、薬剤がシミに作用しやすい状態をつくります。
 

シミがしっかり落ちました

茶色く変色していたシミが、ここまで美しく落ちました。
 
ウェディングドレスのクリーニングに合わせて、長期間放置されたシミや原因が特定できないシミもお気軽にご相談ください。