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そもそもウェディングドレスにクリーニングは必要?
ウェディングドレスは他の洋服とは違って、通常は何回も着用しません。場合によってはただ一度だけ着用するということもありますね。だからこそ、クリーニングって必要なの?と疑問に思う方もいるでしょう。
レンタルのウェディングドレスの場合、通常はレンタル代金にクリーニング代金やメンテナンス代金も含まれています。よって、クリーニングできれいになる汚れなら自分でクリーニングに出す必要もありませんし、別途料金もかからないでしょう。
しかし、「焦げてしまった」「濃い汚れが数ヵ所ついている」といった場合は、別途料金が請求される可能性があります。ウェディングドレスを借りる際は規約を事前に確認しましょう。
また、着用後汚れを発見した際、ゴシゴシこすることは厳禁です。かえって汚れが広がったり、生地が傷んでしまったりする可能性があります。水分はサッとふき取り、食べ物などはティッシュなどでそっと取り除き、介添え人や衣装係にその旨を伝えておきましょう。
このように、レンタルの場合は、通常は自分でクリーニングに出すことはありません。しかし、以下のような場合は、クリーニングが必要となります。
中古や譲ってもらったウェディングドレスの黄ばみを除去
中古でウェディングドレスを購入した場合や、身内や友人よりウェディングドレスを譲られた場合など、年月の経ったものは黄ばんでしまうことがあります。
通常、ウェディングドレスの黄ばみをきれいにするのは難しく、受け付けてもらえないことも多いです。専門店に問い合わせしてみることをおすすめします。
1回きりでも様々な汚れのリスクが
最近ではガーデン結婚式や、屋外での前撮りなど、ウェディングドレスを野外で着ることも多く、その際、屋内よりも汚れてしまう可能性が高いです。また、披露宴や二次会では飲食しますので、その時、汚れてしまうこともありますね。ファンデーションなど、お化粧による汚れもあります。裾の長いドレスの場合、隣を歩く新郎にうっかり踏まれてしまうというリスクも。
レンタルウェディングドレスの場合、一度誰かが着用すると、大幅に値段が下がるか、場合によってはレンタルでありながら1回きりしか貸し出されないこともあります。それは、輝くような純白や繊細なフォルムを保つのがとても難しいからです。
そのため、ウェディングドレスを購入してとっておきたい場合は、クリーニングは必須。きちんと汚れを落とすことが黄ばみ防止にもなります。
ウェディングドレスの保存には特別な配慮が必要
結婚式を終えた後、同じウェディングドレスを再び、何度も着用するという方はほとんどいないと思います。多くの場合、クローゼットの奥で眠りにつくことになるのではないでしょうか。
そうなると、普段着用しないのにハンガーにかかった状態で保存するのは邪魔ですし、カビや虫食い、臭いがつくなど、不安ですね。そのままでは、ドレスが痛むことなくコンパクトに保存することはできません。
専門店以外のクリーニング店でのウェディングドレスクリーニング
ウェディングドレスは自宅の近くにあるクリーニング店でも問題なく扱ってもらえるのでしょうか。専門店と比較してみます。
クリーニングしてもらえない場合がある
全国各地にある大手クリーニング店であっても、そもそもウェディングドレスはクリーニングしてもらえない場合があります。事前に電話をして、「クリーニングできます」と言われて持っていても、店頭で断られたり、工場でクリーニング不可となって戻ってきたりすることも。
一口にウェディングドレスといっても、多種多様で、シンプルなものもあれば、ラインストーンやレースをふんだんに使ったもの、長いトレーンのボリュームのあるものなどがあります。そのため、「ウェディングドレスのクリーニング可能」とされていても、ドレスによってはできないこともあるのです。
クリーニングの際、ダメージを受ける場合がある
ウェディングドレスは他の衣服と異なり、クリーニングの際に特別な技術や配慮が必要です。クリーニング店も自信がなければ断るでしょうが、専門的な知識がない店ではドレスがダメージを受けてしまうリスクもあります。
真空パックにしてもらえない
長期保存のための、真空パック加工ができないことが多いです。
料金は専門店と相場が変わらない
専門店は特別な技術があるし、場所によっては送料が必要なので、近所のクリーニング店よりも高いのでは?という不安がある方もいるでしょう。
例えば、「店白羊舎」では本体のみ、持ち込みで13,200円。ベールとペチコート込みで17,600円。「ポニークリーニング」では本体のみ10,450円~、ペチコート、ベール、手袋などが2,090円~。専門店の場合、ドレスによって異なりますが、送料込みでだいたい10,200円~で、大きく料金が違うかというと、そうではありません。
大手の場合、近所にもお店がある
大手のクリーニング店の場合、自宅近くにもお店があるため、便利ですね。しかし、お店は近所にあっても、実際にクリーニングを行う工場は近くにないこともあり、1ヶ月程度など納期が長いこともあります。
ウェディングドレスクリーニング専門店のメリット
あえてウェディングドレスを専門店に依頼するメリットは以下の通りです。
多種多様なウェディングドレスが対応可能
ウェディングドレス専門店だからこそ、あらゆるタイプのウェディングドレスのクリーニングが可能。さらに、母が昔着たドレスの黄ばみを落としてほしいといった通常では難しい要望にもこたえてくれます。
近所のクリーニング店で断られてしまった際は、専門店に相談するのがおすすめです。
事前見積もりで料金が分かる
ウェディングドレスのクリーニングは、高額なことも多く、料金が分からずに依頼するのは不安ですね。専門店の場合は、ドレスのタイプや小物ごとに細かい料金が提示されていたり、パック料金があったりと金額が分かりやすいです。
ホームページを見てもよく分からない場合は、お店に直接連絡してみるのもよいでしょう。
納期が依頼前に予想できる
店舗でクリーニングせず工場でクリーニングを行うお店では、ウェディングドレスの場合、預けた段階で納期が不明なこともあります。専門店では納期が予想しやすく、ウェディングドレスが必要な時がはっきりしている場合、便利です。
ウェディングドレスに特化した技術があるので安心
専門店に依頼する1番のポイントは、ウェディングドレスのクリーニングの経験が豊富なプロに頼めるということです。ウェディングドレスは、純白に、繊細なフリルやレース、特別なフォルムなど、特別な配慮と技術が必要です。
一生の宝物だからこそ、万が一がない、任せて安心というのは、とても重要ですね。
保存に適した真空パック加工が可能
ウェディングドレスを新品同然の状態で、長期間、コンパクトに保存できる真空パック加工。通常のクリーニングではシーズンオフの布団に行われることがありますが、専門店では、数年単位の長期間を想定した加工を行っています。
とっておくからこそ、思い出のウェディングドレスが黄ばんだり、カビてしまったりしてがっかり。そんなことを絶対に避けたい。そんな方にはおすすめです。
ウェディングドレスクリーニング専門店を選ぶ際のポイント
ウェディングドレスクリーニング専門店では全国より依頼ができますので、近所にお店がなくても大丈夫です。では、各地にある専門店の中でどのようなお店なら安心なのでしょうか。お店を選ぶポイントをご紹介します。
入念に検品を行っている
どんな汚れも見逃さない。そのために、必ず入念な検品を行うことは欠かせません。目立った汚れがないように見えても、脇汗や食べ残しなどの汚れは時間と共に目につくようになります。プロの厳しい目でチェックされることが大切です。どのような汚れか見極める目も大切です。
様々な汚れに対し、適切なクリーニングが可能であること
どんな汚れがどの部分についているかを確認したら、その汚れに対して、適切なクリーニングができる。それがプロの技術です。溶剤の選定、素材への配慮など、プロにしかできないことがあります。
仕上げ・乾燥は乾燥機を使わない
ウェディングドレスの素材は繊細なものが多く、美しいシルエットを損なわずに仕上げなくてはいけません。乾燥機ではなく、乾燥室を使っているお店なら、最後の仕上げでのトラブルが避けられます。シルク素材や、ラメやスパンクオールなどは、熱に弱いので、乾燥時の温度も肝心です。
豊富な実績がある
上記のウェディングドレスクリーニングのプロとしての技術、設備が整っているお店は、実績が豊富です。様々なウェディングドレスを扱ってきた経験があるということは重要ですね。
クリーニング損害保険に加入している
万が一のために、クリーニング損害保険を加入しているお店であれば、トラブルがあった際ももめる心配がないです。
とても手間がかかるものだからこそ、美しく特別なウェディングドレス。身につけた時のその感動を色褪せず残したい方は、信頼できる経験豊富な専門店にクリーニングを依頼しましょう。